スノボーツアーとはいっても、最近では宿泊を現地ですることなく、都心を朝早くに出発して、夜間に戻ってくるといった、日帰りが可能なプランが増えてきています。社会人にもなると、休日というのは仕事の関係でなかなか都合よく取ることができないのがほとんどであり、まして宿泊をともなうようなスノボーツアーというのは、参加したくても事情が許さない場合が多いといえます。こうした場合、日帰りのスノボーツアーであれば、わざわざ会社を休まずにすむほか、料金的な水準を見ても格安であるということから、かなりの人気の的となっているわけです。このようなスノボーツアーの行き先ですが、もちろんプランによってかなり違いがあるものの、東京の区内を発着するようなものであれば、関東近郊の山地、高原ということが多いといえます。
たとえば、新潟方面では苗場、湯沢、栃木方面では那須、群馬方面では赤城、長野方面では軽井沢、菅平、斑尾、白馬といったあたりになります。このあたりのゲレンデであれば、比較的東京の都心からも時間的にはそれほどかからずにすむということが大きく、東北自動車道、関越自動車道、上信越自動車道といった、高速道路のネットワークがあることが、そのことに寄与しています。また、バスではなくて電車を利用するという場合であっても、これらの場所は東北新幹線、北陸新幹線、上越新幹線といった鉄道網が使えますので、どちらにしてもアクセス性はよいといえます。